院長・スタッフブログ

荒田ひふ科クリニックの最新情報や院長はじめスタッフのつぶやきを掲載しています。

"Jellyfish"

2013年08月20日  カテゴリ:理事長のつぶやき

 こんにちは、島田(男)です(^-^)

暑い日が続いていますねぇ・・・
最近、ご高齢の患者さまが脱水症状で、近くの内科で点滴を受けたという話
をよく聞きます みなさんも、こまめに水分補給を心がけてください

ところで、今日はクラゲのお話です

以前は、「お盆を過ぎるとクラゲが増える」と言われていましたが、最近は異
常気象に伴う海水温度の上昇なのか、お盆前からクラゲに刺された「クラゲ刺傷」
の患者さまがいらっしゃいましたので、今回はこの「クラゲ刺傷」の処置について
説明します

クラゲの触手には毒針を撃ち出す刺胞があり、小動物を捕食したり身を守るために
使用しています。この触手に触れることで、いろいろな症状を引き起こします。ク
ラゲの種類によって異なりますが、触れるとちくちくする程度のものから、激痛
生じたり、呼吸困難肺水腫などの全身症状を引き起こすこともあります。

アンドンクラゲ、カツオノエボシ、ハブクラゲ、オーストラリアウンバチクラゲな
どは、場合によっては致死性のこともあるそうです

一般のクラゲに刺された場合の応急処置としては、
 ①タオルなどを使ってクラゲの触手を取り除く
   素手で除去しようとすると二次的に手も刺され被害が拡大するため
  
  
    
 ②-1海水で洗浄する
   真水で洗うと表皮についたクラゲ細胞から毒針が発射され疼痛が強くなるた
   め決して真水で洗わない!
 
    
 ②-2あるいは酢酸(食用の酢)で洗浄する
   酢酸は、刺胞から毒針が出るのを防ぐ効果があるそうですが、実際に有効なの
   は、ハブクラゲやアンドンクラゲの場合だけだそうです・・・
    
 
   
 ③氷や冷水で冷やす

時間の経過とともに、皮膚炎やかゆみが出現す場合も多く、その際にはお近くの皮膚科
を受診してください

    
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