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子宮頸がんワクチンとは・・・
2011年01月19日 カテゴリ:スタッフのぼやき
こんにちは
外来2人組です
今日は昨日のでご案内した子宮頸がんワクチンについてのお話です
子宮頸がんは、ヒトパピローマウイルスが深く関わっています
多くの場合自然に排除されますが、一部感染が続くことで前ガン病変に変化し、ガンに進行すると考えられています
子宮頸がんの発症に関係するウイルスは15種類程報告されていますが、特に16型と18型は検出率が高く、悪性化するスピードが速いため「ハイリスクタイプ」と呼ばれています。そのため16型と18型のウイルスの感染予防をすることは、子宮頸がんの予防に大きく貢献します。
H22年11月26日の国会で子宮頸がんワクチンサーバリックスの無料接種の予算がおりたため鹿児島市でも対象者の無料接種が可能になりました。
H23年度の、無料ワクチン接種対象者は、中学1年生(13歳相当)から高校1年生(16歳相当)の女子で、合計3回行います。(1回目が終わってから1ヶ月後と6ヶ月後) 現在高校1年生の方でも、3月までに1回目の接種を終了していれば、2年生になってから2回目・3回目の接種を無料で受けることが可能となります。
サーバリックスを接種すると、中和抗体(ウイルスの細胞内への侵入・増殖を阻止する抗体)が生産されて、新しい免疫機構を作り出します。
高い抗体が長期間にわたり持続することで子宮頸部上皮への感染をほぼ100%排除します。
<感染を防止する>
最も効果的な接種時期は初交前ですが、既にウイルスに感染の経験がある女性であっても、ワクチン接種後に新たに侵入してくるウイルスに対する予防効果は得られますので、接種の意義は十分あると考えられています。
ワクチンの接種は10歳以上ですが、無料接種対象外の方は自費となります。20歳代から30歳代の方々も出来るだけ接種した方が良いと思います。
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